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11分間 (角川文庫)


11分間 (角川文庫)
ジャンル:本(Book)
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11分間 (角川文庫) についてのレビュー




11分間 (角川文庫) について購入者の感想


聖なる娼婦
主人公の手記と物語が見事に絡みあい、「性愛」の尊厳をリアルな心理と体験描写で描ききった凄い物語です。

単なる快楽、金だけのための行為、それらある意味下世話な世界をも肯定し、包み込み、超越してしまう愛の力

パウロコエーリョがエロスをテーマに描くと、どんな卑猥と呼ばれる表現でもとことんロマンティックになってしまう。


ただ、リアルな性描写がテンコ盛りなので、
そこらへんは好みが別れるかもしれません。

しかし僕が思うに、この作品も、パウロ氏の一貫したテーマにはなんら変わりなく受け入れられました。

ラストがまたいいんです。 思わず「おお…」と呟いてしまいました。


自分の彼女に薦めるのは怖いかも笑
セクシュアルな要素が強い本でしたが、作品全体を読み終わってみるとちょうど今の季節のように、暖かいというかほんわかとした気持ちになる本でした。売春婦という社会的な尊敬のない仕事をしながらも、自立的に、懸命に生きる主人公が本当に魅力的です。数多くの男性との出会いを通して、男を分類したり、その隠れた弱さを描写する箇所などは大変興味深かったです。

哲学的な部分(定義が難しいですが)が苦手な人は、まずストーリーの流れにだけ注目して読んでも十分おもしろいと思います。ただ、この本を通しての著者のメッセージはそういった哲学的な部分にたくさん埋もれています!むしろ自分自身に問いかけてくるようで、本を読みながら、何度も自分の思考の世界にワープしてしまってました。人生とは?、働くとは?、愛とは?というありふれたテーマに対する自分の理解が、著者との対話を通して深まっていくイメージでしょうか?

ただ自分にとって衝撃的だったのは、同じくらいの年齢の女の子の感想がまったく違っていたことです。やはりテーマに沿って、女性の体のこととか、こういうことに対する女性の受け止め方がかなり綿密に女性視点で書いてあるので、どうしてもそちらのほうに気が行ってしまうということなんかな?と思います。
むしろそういう視点で読み返してみると、「男を虜にする極意」みたいなのが、マニュアルっぽくなく自然に物語の中にたくさん埋め込まれているんじゃないかなーと感じました。

だから、物語のメッセージを理解できる聡明な方で、主人公マーリアのように冒険心の強い人なら、読書前後で考え方や行動がガラリと変わってしまうこともあるのではないでしょうか?

クールな娼婦
11分間というタイトルに惹かれ初めてパウロ・コエーリョ 読んでみました。
前半、なんておバカな田舎娘?と思ってましたが読み進むうち、意外な彼女のクールさと実直な部分が見えてくる、、(やや好感)そして最後まで潔く自分のタイミングを知っている利口なマリーアに幸せになってほしいと思い始めている自分。
行く末を案じ、ハラハラドキドキな展開でしたが後半からの流れ、
特にラストはロマンティックで大満足です。

あの、不意打ちにはちょっと泣けました^^


どこから切ってもパウロ・コエーリョ
読み終えて面白いな、と感じたのは、訳者が違っても作品が違っても、「ああ、パウロ・コエーリョだ」と嗅ぎ取れるということ。話の展開、登場人物たちはやはり同じ腹(作者)から生まれたものと解る。

難をいえば、本作品と「ピエドラ」は近いような、似ているような、展開であるかもしれないな、ということ。中身は全然違うが。

それにしても、初版のバックカバーに書かれている内容紹介で、角川は3度も「マーリア」と書いているが、第二版以降では直っているのでしょうか?

ふかい・・・
夢を抱いて異国の街で娼婦になってしまった若きブラジル女性の、苦悩と葛藤と愛を描いたお話です。
『性とは、愛とは何か?』という人間の、古今東西変わらぬ疑問を、主人公の視点から描いています。
著者のパウロさんが、様々な女性からインタビューしたことを元に書かれているそうで、非常にリアリティに富んだ内容になっています。

娼婦を続ける事への葛藤、愛に対する絶望、金銭に対する欲求、そんな様々な思いが正直に描かれていて好感を持ちました。

主人公のブラジル女性が、本当の愛をみつけていく過程に感動をおぼえました。

ラストは必見ですよ。



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