風と旅とオートバイ―ツーリング・シーン12章 (広済堂文庫) についてのレビュー
風と旅とオートバイ―ツーリング・シーン12章 (広済堂文庫) について購入者の感想
心がワープ出来るひととき とても楽しめる内容でした。
お姉さんだった頃に、恋人との別れをきっかけに2輪免許を取って中古バイクを買って、ツーリングライダーをしていた28年前の私は、すっかりシートやクラッチの感覚も忘れてしまいましたが、
生活の一部としてのバイクのひとときが、ワクワクものだった事を思い出させてくれました。
今は子育て中で、一人旅もバイクに乗ってフラリ・・・も出来ないので、
眠る前のひととき、一章づつ大切に味わって読んでいます。
そうだったなぁー、バイクで風を切って走ると、日常のちっぽけなイライラや悩みが、
とっても下らない事に思えて、風と共にぶっ飛んでしまうから、
人生観まで変わってしまう。
おばさん年齢になって、オンロードタイプを転がす自信が無くなったけれど、
アメリカンと云う手もあるなぁー、なんてちょっと夢と希望を持ったりして・・・
軽いが、浅くない オートバイ小説が読みたくなり、本書を手に取る。軽い文体だが、決して浅くはない。さすがに「オートバイ・ライフ」の著者だけあってバイク乗りの心情をよく理解している。そしてよく表現している。作品自体を見ると、少々まとまりすぎているきらいがあり、こちらへの(あるいは現実への)揺さぶりをかけることはほとんどないが、それだからといって本書の価値は少しも減らない。自我に訴えかけるばかりが小説じゃない。そしてこういう作品の方が、意外とあとで効いてきたりする。
片岡義男から始まる オートバイの、旅が、好きである。 トラックの後ろで吸い込む黒いばい煙にうんざりし、口の中に入って来る虫をはき捨てたり、と不快な経験を上げればきりがないが、どうしてもやめられない。じゃあ、どうしてオートバイの旅にこだわるのか?といわれて自分のつたない表現力ではどうしようもない場合、彼の著作を読むことを薦めている。 この本は、オートバイツーリング雑誌などに掲載された短編を集めたもの。構成や伏線の張り方に首をかしげるところも多くあるがそれを差し引いても、オートバイ乗りがオートバイに乗る理由を、押し付けがましくなく教えてくれ、読んだあと、暖かいものをくれる本作は、隠れた名作といえるかも。 恋人が、どうしてオートバイの旅にハマっているか?知りたいというひとにお勧めです。もちろん、これからオートバイに乗ろうか迷っている人にもお勧め。
旅が好きで、オートバイが好きで…、 オートバイ好き、旅好きの人は読んで損は無い、軽~く読める一冊。普段忙しくて旅が出来ない人、ちょっと旅をした気分にさせてくれます。 著者は自身の文体と片岡義男氏に似ていると言っているが、むしろ風景描写は斎藤氏のほうが緻密かつ、繊細だと思う。この風景描写を読みたいがゆえ、私は斎藤氏の本を手に取る。
旅が好きな人、旅にあこがれている人にお勧め オートバイに関わるさわやかな短編12編。タイトルとは裏腹に、徒歩や自転車で旅をしている人々がたくさん登場する。 バイクの登場する小説というと思い浮かぶのは、片岡義男、高千穂薫、花村萬月といったところ。斎藤の小説のいいところ、これらの作家と違うところは、過度にバイクならではの世界を強調しないところ。 「この世には二種類の人間しかいない。バイクに乗るやつと乗らないやつだ」といった世界観を持っている人にはお勧めしません。 それは逆に欠点にもなるけど、軽く気晴らしに読んで「うん、せっかくバイク持っているんだし、旅に出よう...というわけにも行かないからツーリングキャンプに出かけよう」という気にはさせてくれる。 謎解きになっている物語も多いので、それももう一つの楽しみ。
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