Web情報アーキテクチャ―最適なサイト構築のための論理的アプローチ についてのレビュー
ウェブサイトの中にはうまくいくものもそうでないものもある。有能なウェブサイト・コンサルタントなら、土台を流し壁を据えるだけで家を建てることができないのと同じで、深く考えもせずいきなりHTMLを書くことは無理だと心得ている。その前にサイトを利用する人間とその利用目的について理解しておくことが必要だ。サイトを訪れた人間に見せたいものがイメージできていなければならない。全体的に見て、特徴があり使いやすく、効果的でよくまとめられたサイトの理想像を持つことが肝心なのだ。 『Information Architecture for the World Wide Web』は、建築・図書館学の原理の、ウェブサイト・デザインへの適用について書かれたものである。ウェブサイトは公共建造物と同じで旅行者や常連に等しく開放され、気が向いたときに訪れてもらう場所なのだ。設計者の仕事は、快適で感じがよく、そこに来てくつろぎ、できればまた訪れてもらえるようなサイトの枠組みを作ることである。
ウェブ技術関連の参考書は、大半がサイトの美しさか技術面のどちらか一方のみを追求したものだ。本書はその両方を結合させるフレームワークについて述べたものである。本書を読めば、展開・操作・利便性をサポートするウェブサイトやイントラネットのデザイン方法を学ぶことができる。以下に挙げるのはとくに注意が払われた点である。
大規模で複雑なサイトの作成プロセス ウェブサイトの階層デザインとその構成 検索しやすいサイト作成テクニック 『Information Architecture for the World Wide Web』はウェブマスター、ウェブデザイナーはもとより、ウェブサイト作成に関わるあらゆる人に向けられた書である。本書を読めば、新人のウェブデザイナーははじめから不十分なデザインのサイトになら内容に工夫ができる。数々のサイト作成経験のあるベテランウェブデザイナーならばサイトの「物足りなさ」を改善することができる。HTMLやCGI、Javaに通じたプログラマーや管理者ならば、編集方法を学んでまとまりのあるウェブページを作成できる。
著者はウェブ・コンサルティング会社アーガス・アソシエイツの支配人の2人である。クライスラー、バロンズ、ダウ・ケミカルをはじめ、数々のアメリカ大企業クライアントのウェブサイトとイントラネットの情報アーキテクチャーを考案した。 (Book Description)
Web情報アーキテクチャ―最適なサイト構築のための論理的アプローチ について購入者の感想
しろくま 専門書特有の雰囲気と翻訳的言い回しが非常に読みにくい。
が、この書籍でしか得ることのできないさまざまな知識が詰まっている。
ぜひこの書籍が伝えようとすることを理解するべきだ。
読みにくいがゆえに、一度眺めただけでは多分意味がない。何度も繰り返し読み込む必要があると思う。
オリジナル本の内容は素晴らしいのですが、誤訳や迷訳が多すぎます Webサイトをどのように構築したら、ユーザーが使いやすく、情報がすぐに入手できるかを、多面的、包括的に解説しています。個人的には、情報の組織化、ラベリング、ナビゲーション、シソーラス、統制語彙、メタデータの項を含む点が大変魅力的です。 しかし、読み進めると、意味不明だったり、論理的なつながりが判らないところが多発し、頭をかかえ立ち往生してしまいました。そこで、オリジナルの英語版を取り寄せました。照合すると、誤訳や迷訳が多くて、意味がつかめなかったことが判りました。(チェックしたのは最初の60頁ほどです。)素晴らしい本なので、全面的に翻訳し直していただきたいです。
全体像から実装ノウハウまで 「情報アーキテクチャ入門」の第2版。前版の倍のボリュームで、学術的にもビジネス的にもロジカルで分かりやすい記述がなされている。「IAって何?」から実際の構築方法まで、いたるところに具体例がちりばめられ非常に分かりやすい。巻末第VI部のマイクロソフト社のイントラネット事例研究は情報アーキテクトやエンジニアのみならず、中・大規模のサイトを抱えたマネージャーにとっても必見であろう。 「"Web"情報アーキテクチャ」というタイトルだが、Web以外の一般の情報の構造化に関しても非常に参考になる。前版よりも日本語訳がこなれてるのもGood。 個人的には第9章のシソーラス・メタデータ関連の説明をもう少し増やしてもらいたかったが、この辺りは言語依存するため訳本よりも日本語著者によるものを待つ方がよさそうだ。
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