“Next One”への期待、そして“祈り”をこめて、☆5つ。 惜しい。もうちょっとで名盤なんだけど、全体にちょっと散漫で、何かが足りない。同じ“ボス”が手がけたホイットニーのデビュー・アルバム『そよ風の贈りもの』を100とすると、これは77ぐらいだろうか。楽曲の粒も揃っているし、もちろん彼女もその実力を惜しみなく見せてくれているので、『ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション』などにより、彼女に対して何らかの思い入れのある人(含むオレ)であればそれなりの満足感は得られるはずなのだが、それほどでもない人にとって、このアルバムがどの程度魅力的に感じられるのかは、ちょっとわからない(試聴されることをおすすめする)。
それでも、シングルカットされ(全米60位を記録)、彼女の名刺代わりとなっている“And I Am Telling You I'm Not Going”が再収録され(『ドリームガールズ:デラックス・エディション(DVD付)』収録のものとは異なる、トラックの最後に“Love, Love Me Baby”がかぶさらないバージョン。ちなみにこのサントラには、全米ダンスチャートで1位になった同曲の“Dance Mix”も収録)、加えて“SATC”劇場版サントラに提供した曲を含む2曲―どちらもダウンロード販売あり―が追加されるなど、パッケージとしての魅力はしっかり持っていると感じた。
もちろん、解説・歌詞・対訳つき。